上司と合わない時、俺がやった「報連相の罠」を逆手に取るコミュニケーション術

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お前、上司に不満溜め込んでないか?

毎日毎日、仕事に行くのが億劫で仕方ない。

原因は、上司。

そうだろう、大抵はそうなんだ。

パーソル総合研究所の「上司・部下の関係性調査2023」を見てみろ。上司に不満を持つ部下は47.3%だ。半分近くが何かしら不満を抱えている。お前だけじゃない、多くのやつらが同じ悩みを抱えている。

俺も経験がある。

正直、地獄だった。

何をやるにも、上司の承認が必要。メール一本送るにも、資料の修正一つするにも、逐一報告。それも、メールで送って、電話で伝えて、挙句の果てに「今、時間いい?」と直接呼び出されて、もう一度説明。まるで、生まれたての雛鳥に餌を与えるかのように、いちいち口を開けて待っている。

マイクロマネジメント。あれは、本当に精神を削る。

仕事の効率なんて、あったもんじゃない。俺の貴重な時間と脳のリソースは、上司のご機嫌伺いに全投入。自分の仕事、全然進まない。

このままだと、俺は壊れる。そう思った。

マイクロマネジメント上司、その「なぜ」を考えろ

俺がまずやったのは、上司の行動の「なぜ」を考えること。

「こいつ、なんでこんなに俺を縛りつけるんだ?」

普通に考えたら、悪意とか、嫌がらせとか、そういう方向に思考は傾く。でも、それだけじゃ何も解決しない。感情的になっても、状況は悪くなる一方だ。

俺の上司は、とにかく「失敗を恐れる」人だった。いや、恐れるというより、失敗によって自分の評価が下がることを極端に嫌がった。自分の管轄内で問題が起きることを、何よりも嫌ったんだ。

だから、俺が何かを始めようとすると、全てを把握したがる。全てをコントロールしたがる。それが、マイクロマネジメントに繋がっていた。

悪意じゃない。恐怖なんだ、こいつにとっては。

そう気づいた時、俺の視点は少し変わった。

もちろん、納得はできない。でも、感情的に「うざい」の一言で片付けていた頃よりは、冷静に対策を考えられるようになった。

上司の「恐怖」を逆手に取る

上司が失敗を恐れるなら、俺が「失敗させない人間」になればいい。

いや、正確には、「失敗のリスクを上司に正確に伝え、事前に手を打てるようにする人間」になる。

それが、報連相を改善するきっかけになった。

それまでは、上司から「報連相しろ」と言われたら、渋々、言われた通りにしていた。

「この資料できました」

「あの件、進捗ありました」

でも、これじゃダメなんだ。上司は、もっと「深く」知りたがっている。なぜなら、それが自分の「恐怖」を和らげる唯一の手段だから。

俺は、「上司が求めている情報」を先回りして提供することにした。

それも、上司の求める「頻度」と「フォーマット」で。

報連相の「型」を提案する

ある日、俺は上司に時間をもらった。

「課長、少しお話があります」

会議室にこもり、資料を広げた。

「最近、報連相のやり方について、課長にご迷惑をおかけしていると感じております。私の報告が足りないために、課長が何度も確認する手間が増えているのではないかと。そこで、いくつか提案があります」

まず、相手の行動を「迷惑」と表現し、自分に非があるような言い方をする。これは、相手の警戒心を解くためのテクニックだ。相手は「こいつ、反省してるな」と思う。

提案1:日報・週報の導入

「毎日、業務の終わりに簡単な日報を提出させていただけませんか。今日の業務内容、進捗、懸念事項、そして明日の予定を簡潔にまとめます。メールで十分です」

日報か、と思うかもしれない。面倒くさい。でも、これは俺にとって、上司からの「あの件どうなった?」という飛び込み質問を減らすための布石だった。

日報に書けば、「報告済み」になる。

俺は続けた。

「週の初めには、今週の具体的なタスクリストと目標を週報として提出します。週末には、その達成度と来週の計画をまとめます。これにより、課長は私の進捗状況を常に把握でき、急な確認の手間が省けるかと」

上司は、最初は怪訝な顔をしていた。だが、「自分の手間が省ける」という言葉に、少しずつ興味を示し始めた。

提案2:懸念事項は早めに「リスク」として共有

「また、業務を進める中で、少しでもリスクになりそうなこと、懸念事項が出てきた場合は、その都度チャットで共有させてください。例えば、『A社への提案資料、〇〇の部分で課長にご確認いただきたい点があります』と。これにより、問題が大きくなる前に、課長にご判断いただけます」

これは、上司の「失敗への恐怖」を直接的に和らげるための提案だ。

「問題発生後に知らされる」のと、「問題になりそうな芽の段階で知らされる」のとでは、上司の心理的な負担は全然違う。

チャットなら、形式ばったメールよりも手軽に送れる。上司もサッと目を通せる。

提案3:承認フローの明確化

俺の当時の上司は、メール一本送るにも承認が必要だった。これは本当に効率が悪かった。

「承認が必要な業務については、事前に承認項目をリストアップし、どの段階で誰の承認が必要か、明確なフローを作成したいと考えております。例えば、『対外メールの送信は課長承認』『社内向け資料の作成は課長確認』など、種類別にルールを決めませんか」

これは、上司に「どこまでなら任せられるか」を自ら考えさせるためのもの。

俺は、上司の承認フローの「明確さ」が足りないことにつけ込んだ。明確じゃないから、全てに口を出す。明確にすれば、少なくとも「これは承認いらないな」という領域が生まれるはず。

最初は渋っていた上司だが、俺が具体的な例を挙げて説明すると、少しずつ納得していった。

「メールの種類によって、承認の要不要を分けますか?」

「はい、例えば定型的な社内連絡は、CCで共有するだけでよろしいでしょうか」

「うむ……それならいいか」

こんな風に、少しずつだが、上司の「縛り」を緩めていった。

結果として、俺は上司が欲しがっていた情報を、上司が納得できる形で提供し始めたんだ。

「なぜ」を理解すれば、アプローチが変わる

俺のマイクロマネジメント上司は、俺の「報連相の罠」にまんまとハマった。

いや、罠というより、俺が上司の「不安」を解消するためのアプローチを仕掛けた、という方が正確だな。

上司は、俺からの報告が増えることで、「この部下はちゃんとやっている」「何かあったらすぐに報告してくれる」と安心したんだろう。

するとどうだ。

以前よりも、俺への口出しが減った。

「あれ、どうなった?」という飛び込み質問も激減した。

俺が提案したフォーマットで報告があるから、上司はそれを確認すればいい。わざわざ俺に直接確認する手間が省けたわけだ。

お前も、上司の行動の「なぜ」を深掘りしてみろ。

そいつは、単に嫌がらせでマイクロマネジメントしているのか?

それとも、自分の立場が危うくなることを恐れているのか?

過去に部下の失敗で痛い目に遭った経験があるのか?

もし、上司の「なぜ」が分かれば、そこを解消するためのコミュニケーションを仕掛けられる。

ただ不満を抱えているだけじゃ、何も変わらない。

上司の行動原理を理解し、それを逆手にとって自分の働きやすい環境を構築する。これが、俺が実践したコミュニケーション術の肝だ。

アサーションのDESC法で、自分の意見を伝える

報連相の改善は、あくまで「守り」のコミュニケーション。

時には、自分の意見をしっかり伝える「攻め」も必要になる。

そこで役立つのが、アサーションだ。

アサーションとは、相手を尊重しつつ、自分の意見や気持ちを適切に伝えるコミュニケーション手法。

その中でも、DESC法は特に実践的だ。

  • D(Describe:描写する):客観的な事実や状況を述べる。
  • E(Express:表現する):それに対する自分の感情や意見を伝える。
  • S(Specify:提案する):具体的な解決策や行動を提案する。
  • C(Choose:選択する・結果を伝える):提案を受け入れた場合と、そうでない場合の結果を伝える。

これを、俺のマイクロマネジメント上司とのやり取りに当てはめてみよう。

例:メール承認の頻繁な割り込みに困っている場合

D(Describe)
「課長、最近、私が作成するメール一本一本について、都度承認を求める形でご指示をいただいております。例えば、昨日はA社への定例連絡メールで、3回確認のやり取りがありました」

客観的な事実を述べる。感情は入れない。

E(Express)
「その結果、私の作業が中断され、本来の業務に集中しにくいと感じています。正直、業務の効率が落ちている状況です」

自分の感情や、それが引き起こす影響を伝える。ここも感情的にならず、冷静に。

S(Specify)
「そこで、提案なのですが、対外メールについては、重要な内容や新規取引先への初回連絡のみ承認とし、定型的な連絡や返信はCCで共有する形に変更させていただけませんか」

具体的な解決策を提案。いきなり「承認不要」ではなく、「どこまでなら任せられるか」の境界線を明確にするような提案が肝だ。

C(Choose)
「もしこの方法にご同意いただければ、私はよりスムーズに業務を進められ、課長も承認業務の負担が軽減されるかと存じます。逆に、現状のままだと、私の業務効率は改善されず、結果的に課長への報告が遅れる可能性もございます」

提案を受け入れた場合のメリットと、拒否した場合のデメリットを伝える。上司にとってのメリットを強調することが重要だ。

このDESC法を使うことで、感情的にならず、論理的に自分の意見を伝えられる。

上司も、感情論ではなく、事実と論理に基づいて判断せざるを得なくなる。

ただ、これは一筋縄ではいかない。一度で状況が変わるとは限らない。

何度も、粘り強く、このDESC法を使って上司に働きかけるんだ。

上司を変えるより、自分が変わる覚悟

「上司を変える」なんて、おこがましい。

いや、正直、不可能だ。

人の性格や長年の習慣を、一介の部下であるお前が変えられるわけがない。

だから、俺がやったのは「上司の行動をコントロールする」こと。

上司が求める情報、上司が安心する状況を、俺が主体的に作り出す。

お前は、この「守り」と「攻め」のコミュニケーション術を駆使しろ。

報連相の「型」を提案して、上司の不安を先回りして解消する。

そして、DESC法で自分の意見を冷静に、論理的に伝える。

これは、かなりタフな作業だ。

精神的な消耗も大きい。

それでもダメなら、最終手段も考える必要がある。

人間関係、職場の問題というのは、時に自分の努力だけではどうにもならないこともある。

その時は、職場の人間関係リセット:異動・転職・独立の判断基準も選択肢だ。自分の心と体を守るのが最優先。

転職を視野に入れるなら、30代の転職で年収を下げるな。35%が失敗する現実と、俺が480→520万にした具体的な交渉術を読んでみろ。

自分の人生、お前のものだ。

上司のご機嫌取りで終わらせるな。

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